ピアノ解体ショー

きのう10月6日は、ダイヤ通音楽ホールに入った、新しいピアノ(フリードリッヒ・グロトリアン)のお披露目会でした。ホールのオーナーさんが企画した当初は、内々でひっそり開催する予定でしたが、このピアノの輸入元である丸一商店から、社長さんほかもお越しいただき、ピアノ好きのみなさんも大勢集まってくださって、とても にぎやかな夜になりました。お披露目は、ベートーヴェン「悲愴ソナタ」の演奏で始まり、丸一商店社長の磻田光一(ばんだ・こういち)さんとピアノ 調律師松下雅秀さんから、グロトリアンの歴史やスタンウェイとの関係など、日本ではあまり知られていない興味深いお話までしていただきました。そしてそのあとは、ピアノ解体ショー。鍵盤蓋、上前板、最後には鍵盤下の前板(下前板)を順番に外していき、ピアノをハダカにしたその状態での音を、実際の曲を演奏しながら聴いていただきました。すると、まるでグランドピアノのような、とても豊かな音になりました。お話のあとは、普段見ることが出来ないピアノの内部にみなさん興味津々で、次から次へといろんな質問が飛び出しました。

これで新しいピアノもホールの仲間入りができて、ますます素敵な音を醸しだしてくれるように思います。ありがとうございました。

そして、あした10月8日は姫路へ行きます。ピアノではなくチェンバロ講座の修了演奏会。立派なホールの立派なチェンバロで、バッハのプレリュード変ホ長調BWV998/1を演奏させていただきます♫